2013年03月04日

オススメ入門書 鈴木孝夫『ことばと文化』『日本語と外国語』他

ジェンダーに関心のある人にもオススメの2冊。言語文化学入門書としては必読です。どちらも新書版。

鈴木孝夫『ことばと文化』(岩波新書)
鈴木孝夫『日本語と外国語』(岩波新書)

※URL見たら分かる人は分かるけど、ここで買ってくれると私にほんのちょびっとだけお小遣いが入るかも知れません(一定以上貯まらないと私のところに来ないけど)。

私が言語文化学の方面に進路転換したのも、この2冊の影響が大きいと思います。
他にも黒田龍之助『はじめての言語学』(講談社現代新書) とか色々オススメの本はあるんですが、まずはどれって言われたら冒頭の2冊を推します。

どれも新書…当時新書好きだったのもありますが、値段がお手頃で割と簡単に読めるのがポイントです。
ちょっと古い時期の岩波新書で、字体がやや読みづらいという難点がありますが…改訂版出して欲しい。電子書籍はあるのかな?(よく知らない)

『日本語と外国語』の中に「オレンジ色の靴」という訳語に関する記述があります。オレンジ色とは英語の orange のことで、研究社 新英和中辞典によれば
orange :
2 【不可算名詞】 オレンジ色,だいだい色 《赤色と黄色の中間色; 茶色も含む》.

茶色も含む」と書いてある(強調諸葛, ※※)わけですが、この本が出版された当初はオレンジ色(orange)がまさか茶色のことだとは「誰も指摘していなかった」という話です(まぁ言葉を機械的に翻訳…というか、"順当に行けば"そうなるわけですが)。こういった、今では知る人の中では「知っていることが当たり前」になってしまっていることでも、誰かが指摘するまでは「知らないことが当たり前」だったということもわかります。

また、同書にはセクシュアルマイノリティには特に馴染み深い虹色に関する記述もあります。日本で発行された切手の虹が6色だったので騒ぎになったという話もあります(これはセクマイやゲイ・プライドに関係してということではなくw)。それに、バサ語で虹は2色で表すという記述は、性別二元論を何だか彷彿とさせませんか?w

言語と文化、言葉と世界の関わり方について興味のある方は、是非ご覧下さいませ。



※※実は大学の恩師に「最近の英和辞書にはちゃんと茶色って書いてあるんだぜ」って教えて頂きましたw ネタ提供感謝です(´=ω=`)


posted by 諸葛やか(かんぴんたん) at 20:32| テキスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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